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本白血病の化学療法はシタラビン(ないしはBHAC)とイダルビシンやダウノルビシンを
中心に、6MPなどを加えた併用化学療法によって、まず完全寛解導入を目指します。現在
の強力化学療法により70〜80%が完全寛解に到達しますが、年齢が若いほど寛解率は高く
なります。その後、これらの薬剤やミトザントロン、アクラルビシン、ビンクリスチンな
どの寛解導入に用いた薬とは交差耐性のない薬剤を併用して地固め療法を3コース、さら
に、維持・強化療法を6コース約1年施行します。最近ではAra-C大量療法が地固め療法
期に使われるようになりました。米国の比較研究の結果では、Ara-C大量療法は骨髄移植
療法と同じ程度の効果を示すことが報告されています。ただし、副作用は強く、治療関連死もみられますので、注意が必要です。完全寛解になった成人急性骨髄性
白血病の内、50歳未満の患者の約50%近くが治るようになっていますが、50歳以上となる
と治癒率はぐっと低くなります(図2)。
図 2:
JALSG AML89 study で治療された成人急性骨髄球性白血病の完全寛解例の年齢別無再発生存曲線
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愛知県がんセンター 病院長 大野竜三
小牧市民病院血液内科 市橋卓司