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6.5 経過と予後

 化学療法のみでは通常診断後約4年で移行期を経て急性転化して死亡した白血病でしたが、イマチニブの出現により、予後は劇的に好転しました。イマチニブが臨床応用されてから未だ10年になりませんので確実なことは言えませんが、早期に診断された慢性期の慢性骨髄性白血病の85%以上は急性転化することなく長期生存すると予測されています。運悪くイマチニブが効かなくなっても、第二世代のダサチニブやニロチニブがありますし、これらが効かない場合には造血幹細胞移植を行なうことにより、90%以上が長期生存するようになる時代が近い将来に到来するものと期待されます。


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愛知県がんセンター 名誉総長 大野竜三
岡崎市民病院 血液内科 市橋卓司